「ポイントは?」のひと言で要点をキャッチ
商談の席で相手の話に耳を傾けていても、いつまでたっても本題に入らず、周辺の話をまわりくどく話し続ける人がいます。
「A社さんのご要望についてですが・・・」と話しはじめてから、先方の業績、その地域の最近の様子と、話の核ではなく周辺をぐるぐるまわっているようであれば、本題に入らせるために、
「そこまではわかりましたが、A社さんのご要望とはなんですか」
「A社さんのご要望でポイントとなることがらは?」
といったように、聞き手の側で話をリードするほうがいいかもしれません。
話がまわりくどい人というのは、伝えるべきことが整理できていない場合が多く、聞き手側の上手なリードで、話がスムーズに進むこともめずらしくありません。
重要な報告であれば、「書面にまとめて提出してください」と言うことができますし、時間に余裕がある場合なら、「もう一度、話の要点をまとめてから報告を聞きたいですね」
と差し戻すことも可能でしょう。
商談にしても会議にしても、かぎられた時間を有効に使うことが求められます。
たとえば、8人が2時間の会議に出席し、報告を受けたり議論したりしているとすれば、会社にとっては、16時間分に相当する結論が出なければ、「費用対効果」ならぬ「費時間対効果」の面からいって、マイナスになってしまうのです。
会議の出席者が「時間をロスした」と感じたならば、人間関係もぎくしゃくしてしまいかねません。
なかには長い会議に嫌気がさし、不機嫌さをあらわにする出席者がいるかもしれません。
企業にとっても、社員にとっても、それだけ「時短」は重要なのです。
人間関係ワンポイント:かぎられた時間を有効に使う話の聞き方をマスターしよう。
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