自分をみじめにする努力こそ、大きな悲劇
生まれついて富んでいる人よりも、貧しい環境に生まれて努力して豊かになった人のほうが幸せである。
努力が報われるか、報われないかが、幸せには重要である。
逆境に生まれて頑張って心理的に成長した人のほうが、もともと心理的に恵まれて成長した人よりも幸せである。
幸せになれるかなれないかは、自分の努力が有効であるかどうかが問題であるとセリグマンはいう。
努力しても何も事態は変わらないという絶望感が、人を不幸にする。
自分の努力は、幸せと不幸とは関係ない、成功と失敗とは関係ない。
これでは人は努力する気にならない。
”努力しないで成功する法”というタイトルの本が巷にはあふれているが、その内容は不幸になる方法である。
豊かな時代でも、不幸な人は不幸。
大切なのは豊かな社会か豊かでない社会かではなく、努力が報われる社会か、報われない社会かである。
そして人間の努力は、方向を間違えなければ報われる。
ただ方向を間違えると、悲劇になる。
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