人間関係の心理のあれこれ

人間関係が怖いを楽にする方法についてつらつら綴っていきます。

熱くなった喧嘩は、熱が冷めたらすぐに収拾する

仕事上のことで喧嘩することはないとしても、言葉の行き違いや誤解から、友達や恋人と喧嘩になってしまうというのは、よくある話です。


もちろん、自分が正しいと信じていることを曲げる必要はありませんが、喧嘩の原因などというものは、往々にして、ささいなことだったりします。


ただし、一度、こぶしを振り上げてしまうと、お互いになかなか下ろすことができません。


「喧嘩両成敗」といいますが、喧嘩は吹っ掛けてきたほうだけでなく、たとえ売られたものであっても買ってしまった以上は、どちらにも非があるというものです。


原因はどうであれ、客観的に見ると「どっちもどっち」ということが多いのが喧嘩です。


頭を冷やして考えてみれば、喧嘩するほどのことではなかったという経験が、あなたにもあるでしょう。


さて、振り上げてしまったこぶしを、どう下すかです。


どちらも同じくらいまで熱くなってしまっていては、こぶしを下ろすどころではありません。


チャンスが見つかるのは、どちらかの熱が冷めたときです。


「熱くなっている」と先に気付いたほうが、「すみません。私の言い過ぎでした」
「あなたの言うことも、もっともです。いままで気が付かなくてすみません」などと、先に謝ってしまうのが賢明な策といえるでしょう。


一方が折れることで、相手も、「あなたがそう言うなら・・・」「いや、僕の方こそ・・・」
と不承不承ながらも、振り上げたこぶしを下ろさざるを得ません。
もしかしたら、喧嘩の相手も、じつは「どうやって振り上げたこぶしを下ろそうか」を考えていたかもしれないのです。
大人の対応をすることで、ストレスはゼロになるでしょう。


人間関係ワンポイント:喧嘩の相手も「振り上げたこぶしをどうやって下ろそうか」と考えているはず。